インクジェットプリンターの顔料インクと染料インクの耐水性比較

インクジェットプリンターには、顔料インク染料インクという、2種類のインクがあります。
インクを選ぶ際、重要な書類やチラシなどでは文字がにじまない耐水性の高いものを選ぶ必要があります。

顔料インク染料インクの耐水性がどれくらい違うのか比較してみました。

顔料インク

顔料インクの特徴としては、紙の表面に定着し、速乾性があります。
表面に定着する分、染料インクと比べると用紙によっては少しベタ付くような感じになる事もあります。

顔料インクのプリンターに向いている印刷物として、正式な書類関係(耐水性が強いため)、チラシやパンフレットなど(色落ち、水濡れに強いため)、小さめの文字の印刷があるもの(にじまないのでクッキリとする)です。

染料インク

染料インクは、紙に染み込んで顔料よりは発色の良い感じになります。
しかし、和紙のようなにじむ用紙には向かないのと、顔料に比べて耐水性に劣ります。

染料インクのプリンターに向いているのは、写真印刷(発色が良いため)です。写真印刷の際には写真用紙の利用をお勧めします。
普通紙などはインクが染み込み易いので、インクの使われる量にもよりますが紙がフニャフニャになりやすくなります。

顔料インクと染料インクでの耐水性比較

顔料インクと染料インクの印字
画像の左側のものが顔料インク(プリモン)で印刷したものです。
右側は染料インクで印刷したものです。
印字の上に水を垂らしてみましたが、画像で見て頂けると違いが良く判ると思います。
濡れた状態で擦ると染料インクだと、インクが触れた部分について印字も擦れた感じで伸びてしまいます。
印字されたものが精読できなくなる可能性があります。
また、服で擦ってしまうとインクのシミが服に付いてしまいます。
さらに染料インクの場合、外でちょっと雨が降ってきて濡れると読めなくなる可能性があるので気を付けないといけません。

ビジネス用途に向くインクは?

結論として、ビジネス用途で使うのなら顔料インクが良いです。
それは、専用用紙での写真印刷だけの印刷ではなく、普通紙での利用が多く、耐水性や色あせに強いという理由からです。

お使いなるプリンターのインクが顔料なのか染料なのかは決まっているので、いつもは顔料で今回は染料を使おう。という訳にもいきません。

顔料インク採用で大容量インクを使用しているプリンターとしてお勧めしているのが「プリモン」です。

プリンター印字品質の向上とカラー印刷によるコスト削減を可能にします。

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